今すぐ観たい おすすめの少女マンガ原作映画10
今や少女マンガの映画化はもはや戦国時代
次から次へと少女マンガが映像化されていく
今とにかく楽しみなのは、Orange(12.12公開)と四月は君の嘘(2016公開)
ちなみに両方とも山崎賢人さん(正式漢字:﨑)。もはや向かうところ敵ナシの超多忙な彼。マンガ映画に欠かせない人になりつつありますね。
マンガ原作の映画やドラマは過去にも見尽せないほどありますが
実は少女マンガからの映像化が増え始めたのは2005年のNANA(宮崎あおい・中島美嘉)の頃からのようです。
きょうは、そんな少女マンガから飛び出してきたスーパーおすすめ映画を
10個厳選してみましたので勝手な独断と偏見でリコメンドさせてください。
順位はつけられないので年代順にしてみました。
①ハチミツとクローバー(2006)
"人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった"
"君を好きになってよかった"
公開当時は、東京では小さな渋谷の映画館(シネマライズ)でやっていました。
今思えば恐ろしく豪華キャストなのに。
櫻井翔さんと伊勢谷友介さんと加瀬亮さんを同じスクリーンで観るなんて鳥肌。
この撮影時に撮った、3人で一つの小さなお風呂に入っている写真を
テレビでも度々公開をしていて同世代で楽しい撮影現場だったようですね。
映像がとてもキレイ。
せつなさの中のさわやかさ、そして片思いのもどかしさが
本当にキレイに表現されている。海に行くシーンがとても素敵。
今観てもストーリーは古くなく片思いをした事があれば、必ず共感できます!
エンディング曲の嵐『アオゾラペダル』のPVもとても素敵なのでおすすめです。
②花より男子(2008)
貧乏ヒロイン×最強御曹司
ハッピーエンドは3度ない!?
原作:神尾葉子
言わずと知れた大ヒット作品。
興行収入はなんと約77億円をたたき出し、少女マンガ映画ではいまだダントツ。
少女マンガものではないけれど社会現象にまでなった『世界の中心で愛を叫ぶ』で興行収入約85億円なので、同じくらいの威力があったわけです。
そりゃ、松本潤さんだけでなく嵐も人気が出るのも納得です。
貧乏女子と金持ち男子の恋はシンデレラと言い、どの時代にも女の子のあこがれの夢。
この作品のいいところはその夢にたどり着くまでそう簡単にはいかない。
異常な金持ち集団F4、学園内イジメ、裏切り…
超ありえないシチュエーションなのになぜか妙にリアルなところもあり
そんな高校生いるわけない!なんてツッコミながら観られます。
③君に届け(2010)
"この想い、いつか君に届くだろうか"
なぜかいつもこの後に記載する「僕等がいた」とかぶってしまうこの作品なのですが、こちらはとっても爽やか。
「春」を感じる始まりのシーンがとても映像がキレイ。アニメもありますが、アニメもとてもかわいくできています。さわこ(多部未華子)が驚くくらいの芋役なのですがこんな子、高校にもいたな〜と思いながら、観てしまう。芋女子がクラスイチのイケメンを好きになる、というストーリーならありがちですが、これは違います。
芋とイケメンの恋がお互いうまく感情表現ができなくてうまくいない…もどかしい!
早くくっついてよ!と思わず応援したくなります。素敵な仲間がいて、少しずつ変わっていくヒロイン。人は恋をして成長し、大切なものを得て、感情表現を学んでいく
④パラダイスキス(2011)
"いったい何のための毎日なのか 誰のための人生なのか
わからなかった あいつと会うまでは"
"自分の可能性を信じなきゃ 何もはじまらない"
矢沢あい様のパラキス!!これも実写化はないかな〜と思ってました。
それよりお願いだから天使なんかじゃないを映像化してくれ、と心が叫んでいる。
紫(北川景子)はエリート高校に通う受験を控えたごく普通の高校生。そんな紫の前に突如ジョージ(向井理)が現れてモデルをやってほしい、と言われる。紫の最後の高校生活はどうなっていく?―
「この制服がわたしのプライド」と言う紫の気持ちが身にしみて共感する。何か壮大な夢があるわけでもなく、すごい才能もない。取り柄はないけど努力して生きてきた。その結果が今着ている制服であって、肩書きなんだ、そんな気持ちを抱く人は少なくないはず。
でも可能性を信じてみなきゃ、才能がないかどうかもわからない。
そう言われると肩の荷がそっと降りたりする。
ファッションデザイナーなんて一生縁がないかもしれない
でも夢に向かって努力する、という気持ちはなんだか新鮮に感じる
今の毎日が前向きになります!
そして向井理さんがイケメンすぎる。ファッションにものすごく力を入れている映画ですがスタイリストさんがすごい。向井さんのファッションがやばい。
⑤僕等がいた(2012)
"私の願いは、矢野の願いが叶うこと"
"いま、誰を愛してますか?
私は、今日もあなたを愛しています"
思い出の学校、教室…7年前七美(吉高由里子)は矢野(生田斗真)に恋をした。
この時間が永遠であってほしいと願ったふたりの高校生は、高校卒業を機に離ればなれになり音信不通になる。5年後ー七美は東京の出版社で忙しく働いていた。矢野を忘れたわけではないが、音信不通なので考えないようにしていた。七美のそばには矢野のおさななじみ竹内がいた。そんな時、急に時計の針が動き出す。なぜ矢野は急に姿を消したのか?そして今どこにいるの?
出会いの前編と再会の後編に分かれていてとても洋画っぽい作りでした。これはハリウッドでリメイクしてもおもしろいじゃないかな。
原作はなんと発行部数1000万部突破しているようです。そんな有名な原作だとは知りませんでした。生田斗真さんもまだ若くて、ブレイクしつつあった時の作品。あまり恋愛映画に出ているイメージはないけれど、やっぱり演技はうまいんだな〜とこういう作品で観るとなおさら感じます。
⑥カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013)
"付き合い始めたあの頃、
僕はこれっぽっちも君の事好きじゃなかった
全部嘘だった"
原作:青木琴美(僕は妹に恋をする)
若い女性に人気もあり、今年 は紅白歌合戦への初出場も決まった大原櫻子ちゃんのデビュー作です。高校生のときにオーディションを受け、透き通った歌声が評価されて奇跡の大抜擢。これがもはやシンデレラストーリーですね。
天才サウンドクリエーターの秋(佐藤健)は人を寄せ付けない。そんな彼が川沿いで鼻歌を歌う高校生理子に惹かれていく。音楽業界の中で揉まれてきた秋と純粋な理子は音楽ビジネスの中で少しずつ関係が変わっていく
映画オリジナルの音楽がすごくいい!その後Mush&coとしてリアル世界でも楽曲をひっさげて大原櫻子ちゃんはデビューしますが、何度も彼女の歌声は聴きたくなる。
秋のせつない表情や表現がなぜか妙に胸にささります。
⑦近キョリ恋愛(2014)
近いのにせつない
遠いけどそばにいたい…
先生と生徒の禁断の恋。もうまさに少女マンガのど真ん中の世界ですね。
山下智久さんの英語が若干おもしろいし、雨ザーザーぶりの中で2人が叫び合うシーン
とか妙な笑いが起こるシーンもありますが、ラストに進むにつれてどんどんアガっていきます。小松菜奈ちゃんの透明感がいい!絵画みたいな顔をしている。女子高生の日常はこんなじゃないけど、一度は妄想したアルアルが詰まっています。
⑧アオハライド(2014)
"青春はいつだって、間違える"
原作:咲坂伊緒(ストロボエッジなど)
「一生に一度の青春(アオハル)に乗れ(ride)=アオハ・ライド」
中学の頃、双葉(本田翼)と洸(東出昌大)はお互いにあわい片思いをしていた。洸が転校し月日が流れた高2のとき、洸が突然目の前に戻ってきた。双葉は洸への想いを忘れられないが洸はあの頃とは変わっていた。青春のやるせなの間に2人の恋はまた動き出す…
原作の咲坂先生、ストロボエッジの原作者さんでもありました…すげぇ。
短いスパンで2作も映像化されたのですね…!
主題歌のいきものがかりの「キラリ」が映画にあいすぎてる問題。
あと千葉雄大さん演じる菊地くんが文化祭で行うバンドライブの時に演奏するエレファントカシマシの「風の日」が耳に残る!家に帰ってからエレカシさんのオリジナルを聴いたらかなりイメージ違ったけどとてもいい曲でした。この映画の見どころは終盤の修学旅行。いわゆる高校生の青春。イメージはオレンジデイズなのかな?という青春!!が表現されていて、高校生に戻りたくなります
青春はいつでももどかしくて、せつなくて、輝いている
⑨ヒロイン失格(2015)
山﨑賢人・坂口健太郎・桐谷美玲
私が好きな人か。 私を好きな人か。
これはもはや永遠の女子のテーマなのじゃないですか?
好きで好きで追いかけてるほうが好き!でも振り向いてもらえない、傷つく、ツライ…
追うのは疲れた!好きって言ってくれる、気遣ってくれる、優しい、モノタリナイ…
ツライときにそばにいてくれる人がいるのは、ツライ思いをさせるほど好きな人がいるから。だから選べないんだろうな〜と思う。
この映画はただの恋愛映画ではありません。とにかく爆笑できます。桐谷美玲ちゃんが原作が大好きでヒロインをやりたいとずっと思っていたという作品。そのおかげでとマンガの中で笑えるシーンが本当に再現されている!六角精児さんや柳沢慎吾さんに竹内力さん…豪華キャストが爆笑の渦をつくってます。利太(山﨑賢人)も弘光くん(坂口健太郎)もイケメンすぎて、恋するポイントありすぎて笑、観ててもどっちも選べない!
封切り1ヶ月でなんと興行収入20億円突破!
現時点で2015年公開された日本実写映画で興行収入20億円を突破しているのが他なんと6本しかないそうです。(進撃の巨人前編、暗殺教室、HERO、アンフェア、ストロボエッジ、ビリギャル)思わぬ女子向けアタリ映画となりました。
⑩俺物語!!(2015)
"人の気持ちってのは、どうして思い通りにならないのだろう"
予告編の最後のセリフ「好きな人のために一生懸命になりたくなる 」
まさにこの一言だな〜と思いました。
好きな人、だけでなくいろんな事に『一生懸命』になってみようと思う映画。
言うまでもないくらい有名ですが、剛田猛男役の鈴木亮平さんはこの役作りで
とんでもない体重増量をしました。
直前の作品で56キロまで減量していたところから、一気に100キロ近くにまで
体重を増やしたとか!!(ちなみに186cm/平常時体重70キロ台)
すごい役者魂ですよね。これぞ、マジのプロ。
原作を読んだ時は、猛男を実写できる役者さんなんていないなぁっと思っていましたが、ここまでの再現力はすごい。
坂口健太郎さんもヒロイン失格に続きイケメン役ですが、塩顔がブームの今
彼のような顔とスタイルは女子に刺さるのですね。
実はマンガ、アニメ、映画と少しずつストーリーも違うので、全部観ると『俺物語!!』の世界がさらに面白くなると思います。
どれも共通して「ピュアで人を好きになる。真っ正面から人を好きになる」が描かれていて心洗われます。